日記やら愚痴やらネタバレやら。
現在、東京のホテルの一室です。
どうしても書きたかった、バレンタイン話を、その後のホワイトデーをプラスして頑張って書いてみました。
でも眠くて思考が纏まらないので、仮の措置として日記に投下。
いつも以上に駄文でも、読解力を駆使して読んで見ようって方は、続きをどうぞ…パタッ。(力尽きた)
どうしても書きたかった、バレンタイン話を、その後のホワイトデーをプラスして頑張って書いてみました。
でも眠くて思考が纏まらないので、仮の措置として日記に投下。
いつも以上に駄文でも、読解力を駆使して読んで見ようって方は、続きをどうぞ…パタッ。(力尽きた)
何でこんな事に。
それが綱吉の一番の感想となった。
バレンタインデー
それは、女の子が好きな相手にチョコレートと共に想いを告げられる日。
最近では“友チョコ”や、“逆チョコ”など女の子ばかりの日では無くなってきてはいるが、乙女の一大イベントに違いはない。
そのバレンタインの前日、綱吉が中学の頃からすっかり住み着いて居候どころか家族同然のイーピンやビアンキはもとより同級生の京子ちゃんやハルといった女性陣は、綱吉の家でチョコレート作りに余念がなかった。
彼女達からチョコレートを貰えるようになり、綱吉にとってもバレンタインデーは楽しみな日だ。義理とはいえ、本命の京子ちゃんからバレンタインチョコを貰えるのだ。多少、ビアンキのポイズンクッキングで死にそうな目にあおうとも、某ご先祖関連や戦闘狂の先輩や世界制服を企む傍迷惑な隣町のパイナップル、更には意外に好戦的だった友人達のお陰で、日常的に死闘を繰り広げる羽目になっている身としては些細な運動にしかならない。
そんな訳で彼女達が無事、美味しそうなチョコレート菓子を作り終えて帰っていったのを見送った後、翌日を楽しみに機嫌良くイーピンやランボの相手をしていたのだが、ふとちょっとしたイタズラを思いついてしまった。
「かーさん、まだチョコレートって残ってたっけ?」
その一言が全ての始まりだった。
翌日の、バレンタインデー。今年は運悪く土曜日であったが、綱吉達の通う並盛高校は補習や課外授業などで学校に来ている生徒は多かった。
例により、何かとモテる獄寺君と山本の前にはチョコレートの山と男子生徒の嫉妬の視線。
もちろん、綱吉も学校のマドンナ京子ちゃんからチョコレートを受け取った事で、クラス中の視線が突き刺さったが二人の比ではない。因みに、京子からチョコを受け取った際の、女子の視線の意味に気付かない綱吉は、未だにダメツナ呼ばわりされているのは致し方ないだろう。
授業開始のチャイムが鳴り、超モテ組二人の前から女の子が引いた隙に綱吉は昨日準備したものを取り出した。
「獄寺君、山本。ちょと口開けて」
そう綱吉に言われ、素直に開けた二人の口にまあるい塊を放り込む。
その瞬間に拡がった特徴的な香りと優しい甘味にビックリした二人だが、口の中の物を吐き出すこともできず、かといって急いで飲み込むこともできずに目を白黒させた。
「モテモテの二人に、今日一番に俺の手作りチョコをプレゼント!」
そう言ってすぐさま自分の席に行ってしまった綱吉は、耳まで真っ赤になった二人を見る事は無かった。
例年、バレンタインの二人の様子を見てきた綱吉は、女子が二人を血眼になって追い回す、その一種異様な光景に同情を覚えても羨ましいと思ったことはなかった。だが綱吉も男だ。不特定多数からモテてみたいと、思ったことはある。
それを実現させちゃってる二人に対する意趣返しに、今年一番最初に口に入れるバレンタインのチョコが男の手作りという残念な事実と、日頃の感謝を込めてのチョコレートをプレゼントを兼ねた、今回の行動であった。
二人にとっては残念なんて事は微塵もなかったが、一部の男子の憂さは晴れただろう。
そのちょっとした思いつきを聞き付けた、意外と甘党の戦闘狂の風紀委員長とチョコレート好きのパイナップルに襲撃された事以外は概ね好評で、モテない男子一同におおいに歓迎された。
終いには、チョコレートを綱吉手ずからチョコレートを食べさせて貰った獄寺君や山本、風紀委員長に隣町パイナップルから「ホワイトデーは期待してろよ(な)」と言われ、その日を終えた綱吉であった。
上手くいった、ちょっとしたサプライズに機嫌良く家に帰った綱吉はそこで最大の過ちをおかしてしまう。
優雅にエスプレッソを飲み、何人もの愛人を持つ家庭教師のリボーンにも、同じようにチョコレートを食べさせた後「ホワイトデー、期待してるからな」と言ってしまったのだ。
一瞬の後にニヤリと笑い「期待してろ」と男前に言い放ったリボーンが、普段は絶対に大人しく無防備に口を開けることなど無い事を失念していた。
それから1ヶ月、報復も何もなかったのだ。忘れるなという方が無理である。
だが、無情にも約束の日は近づいてきていた。
13日の金曜日を終え、日付が代わる直前に意識が途切れたと思ったら、豪華な一室のダブルベッドの上にシルクのバスローブ一枚で寝かされていた。
卓上の電子時計を見ると14日の0時を少し回ったところであった。…たった数分で状況が一変するなどあり得ない。唯一思い当たる節は、一つしかない。
「気が付いたか?」
そう声を掛けられ振り向くと、これまたバスローブ姿の家庭教師様。想像していたが、想定できなかった状況に気が遠くなりかける。
だが、嫌な予感が綱吉に意識を保たせる。ここで気を抜けば後がない気がするのだ。しかし無情にも、綱吉の行為は意味をなさなかった。
「約束のホワイトデーだ。たっぷりネッチョリお返ししてやるぞ」
ちょうど、このイタリアじゃあ今からホワイトデーだしな、との言葉と共に首筋をなぞり上げられた綱吉に抵抗する術は残されてなかった。
この日、リボーンの言葉通りにたっぷりネッチョリ“お返し”をされた綱吉は、その後友人達に手作りチョコレートを振る舞うことは無かったという。
-----------------------
イタリアじゃあまだ14日だからと上げてみる。(PCからの方は左のプラグイン参照)
家に帰ったら、PCで書き直して移動させたい…。
それが綱吉の一番の感想となった。
バレンタインデー
それは、女の子が好きな相手にチョコレートと共に想いを告げられる日。
最近では“友チョコ”や、“逆チョコ”など女の子ばかりの日では無くなってきてはいるが、乙女の一大イベントに違いはない。
そのバレンタインの前日、綱吉が中学の頃からすっかり住み着いて居候どころか家族同然のイーピンやビアンキはもとより同級生の京子ちゃんやハルといった女性陣は、綱吉の家でチョコレート作りに余念がなかった。
彼女達からチョコレートを貰えるようになり、綱吉にとってもバレンタインデーは楽しみな日だ。義理とはいえ、本命の京子ちゃんからバレンタインチョコを貰えるのだ。多少、ビアンキのポイズンクッキングで死にそうな目にあおうとも、某ご先祖関連や戦闘狂の先輩や世界制服を企む傍迷惑な隣町のパイナップル、更には意外に好戦的だった友人達のお陰で、日常的に死闘を繰り広げる羽目になっている身としては些細な運動にしかならない。
そんな訳で彼女達が無事、美味しそうなチョコレート菓子を作り終えて帰っていったのを見送った後、翌日を楽しみに機嫌良くイーピンやランボの相手をしていたのだが、ふとちょっとしたイタズラを思いついてしまった。
「かーさん、まだチョコレートって残ってたっけ?」
その一言が全ての始まりだった。
翌日の、バレンタインデー。今年は運悪く土曜日であったが、綱吉達の通う並盛高校は補習や課外授業などで学校に来ている生徒は多かった。
例により、何かとモテる獄寺君と山本の前にはチョコレートの山と男子生徒の嫉妬の視線。
もちろん、綱吉も学校のマドンナ京子ちゃんからチョコレートを受け取った事で、クラス中の視線が突き刺さったが二人の比ではない。因みに、京子からチョコを受け取った際の、女子の視線の意味に気付かない綱吉は、未だにダメツナ呼ばわりされているのは致し方ないだろう。
授業開始のチャイムが鳴り、超モテ組二人の前から女の子が引いた隙に綱吉は昨日準備したものを取り出した。
「獄寺君、山本。ちょと口開けて」
そう綱吉に言われ、素直に開けた二人の口にまあるい塊を放り込む。
その瞬間に拡がった特徴的な香りと優しい甘味にビックリした二人だが、口の中の物を吐き出すこともできず、かといって急いで飲み込むこともできずに目を白黒させた。
「モテモテの二人に、今日一番に俺の手作りチョコをプレゼント!」
そう言ってすぐさま自分の席に行ってしまった綱吉は、耳まで真っ赤になった二人を見る事は無かった。
例年、バレンタインの二人の様子を見てきた綱吉は、女子が二人を血眼になって追い回す、その一種異様な光景に同情を覚えても羨ましいと思ったことはなかった。だが綱吉も男だ。不特定多数からモテてみたいと、思ったことはある。
それを実現させちゃってる二人に対する意趣返しに、今年一番最初に口に入れるバレンタインのチョコが男の手作りという残念な事実と、日頃の感謝を込めてのチョコレートをプレゼントを兼ねた、今回の行動であった。
二人にとっては残念なんて事は微塵もなかったが、一部の男子の憂さは晴れただろう。
そのちょっとした思いつきを聞き付けた、意外と甘党の戦闘狂の風紀委員長とチョコレート好きのパイナップルに襲撃された事以外は概ね好評で、モテない男子一同におおいに歓迎された。
終いには、チョコレートを綱吉手ずからチョコレートを食べさせて貰った獄寺君や山本、風紀委員長に隣町パイナップルから「ホワイトデーは期待してろよ(な)」と言われ、その日を終えた綱吉であった。
上手くいった、ちょっとしたサプライズに機嫌良く家に帰った綱吉はそこで最大の過ちをおかしてしまう。
優雅にエスプレッソを飲み、何人もの愛人を持つ家庭教師のリボーンにも、同じようにチョコレートを食べさせた後「ホワイトデー、期待してるからな」と言ってしまったのだ。
一瞬の後にニヤリと笑い「期待してろ」と男前に言い放ったリボーンが、普段は絶対に大人しく無防備に口を開けることなど無い事を失念していた。
それから1ヶ月、報復も何もなかったのだ。忘れるなという方が無理である。
だが、無情にも約束の日は近づいてきていた。
13日の金曜日を終え、日付が代わる直前に意識が途切れたと思ったら、豪華な一室のダブルベッドの上にシルクのバスローブ一枚で寝かされていた。
卓上の電子時計を見ると14日の0時を少し回ったところであった。…たった数分で状況が一変するなどあり得ない。唯一思い当たる節は、一つしかない。
「気が付いたか?」
そう声を掛けられ振り向くと、これまたバスローブ姿の家庭教師様。想像していたが、想定できなかった状況に気が遠くなりかける。
だが、嫌な予感が綱吉に意識を保たせる。ここで気を抜けば後がない気がするのだ。しかし無情にも、綱吉の行為は意味をなさなかった。
「約束のホワイトデーだ。たっぷりネッチョリお返ししてやるぞ」
ちょうど、このイタリアじゃあ今からホワイトデーだしな、との言葉と共に首筋をなぞり上げられた綱吉に抵抗する術は残されてなかった。
この日、リボーンの言葉通りにたっぷりネッチョリ“お返し”をされた綱吉は、その後友人達に手作りチョコレートを振る舞うことは無かったという。
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イタリアじゃあまだ14日だからと上げてみる。(PCからの方は左のプラグイン参照)
家に帰ったら、PCで書き直して移動させたい…。
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